骨粗鬆症
骨粗鬆症とは
人間の骨は常に新しく生まれ変わる細胞と、古くなった骨を溶かして壊す細胞があります。骨粗鬆症とはその細胞のバランスが崩れ、骨を壊す細胞が強くなり骨がもろく折れやすくなってしまう病気です。
骨粗鬆症の主な原因
骨粗鬆症は主に女性ホルモンの低下が原因です。
女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」が元来骨を壊す細胞を抑制しているのですが、加齢によりエストロゲンが減少することで骨がもろくなってしまうのです。そのため、骨粗鬆症は特に高齢の女性に多い病気です。
また、その他にもカルシウムやビタミンDの不足、ステロイドの使用による副作用、関節リウマチなどの骨の病気、甲状腺機能亢進症などによるホルモンの病気などが原因と考えられています。
骨粗鬆症における治療方針
骨粗鬆症に対する治療法は主に3つあります。
1.食事療法
2.運動療法
3.投薬
この3つを組み合わせ、骨を丈夫にすることを目指します。
カルシウムやビタミンDが豊富な食事を心がけ、適度な運動をすることで骨や筋力を鍛え、エストロゲンを活性化させたり骨の吸収を抑制する薬を処方いたします。
骨粗鬆症は放置すると寝たきりの原因にもなりうる病気です。手遅れになる前に、私たちと一緒に前向きに治療しましょう。
